補修用タイル専門業社としての”スペシャル”を発掘

株式会社リペイルアルファ 様

ヒアリングから見えた「誇り」と「モヤモヤ」

ヒアリングから見えた「誇り」と「モヤモヤ」

タイルの名産地、岐阜県多治見市笠原町にある、主にマンションの補修用タイルを専門として扱うお客様です。

当初、工場見学やヒアリングを重ねていくにつれて見えてきたことは「色の再現」へのこだわりと熱意と誇り。補修用タイルという商品は、マンションや建物の壁のタイルを補修するときに必要となり、欠損や破損したタイルと入れ替えるために使われます。つまり既にあるタイルとの色ムラを無くし、換えたことを知られず自然に溶け込んでこそ最上です。

そのため、どこかで「新しいモノを作っていない」「影の仕事」というような思いをお持ちのように感じました。

商品には誇り持っているが、サービスや業務自体には何かモヤモヤしているような・・・。

まずは自分たちへのメッセージをつくる。

まずは自分たちへのメッセージをつくる。

自分たちの仕事は何なのか?どんな意味があるのか?それを社員の皆さんに気づいて欲しいという思いが芽生えました。私たちから見たら十分に素敵な仕事をしていると思ったからです。これも「発掘」作業の一つです。当事者たちが気づいていない魅力を掘り出します。

さぁ、掘り出したもの言葉にして、社員のみなさんへ伝えます。表向きは外部へアピールする言葉ですが、本当の思いはまず「自分たち」に自社の魅力を知ってもらうことでした。できあがった言葉がこちら。


ここ日本で古くから培われてきた
修繕して大切に使い続けるという文化を
現代の技術で現代の建物に活かし
後世へ遺してゆく一助になりたい

より多くの建物を より美しく より永く

わたしたちリペイルアルファは
補修用タイルを専門に作っています

かっこいいことが至上命題のロゴデザイン

かっこいいことが至上命題のロゴデザイン

「古いロゴをかっこよくしたい」

いつもだと「かっこいい」の価値観の話からクドクドと話し始めます。ただ今回の場合は、自分たちの仕事を誇りに思うことの大事な要素です。ブランディングは対外的な意味だけではなく、ステークホルダー全員のためのもの。その良い例が本件です。

私たちはその「かっこいい」に、「建物」「タイル」という要素を落とし込むことに注力しました。

できあがったロゴは「Reptile Alpha」の「A」をモチーフに、外装がタイルのビルを見上げた瞬間、その角を表現しました。

デザインと機能性を両立できた良いWEBサイトの例

デザインと機能性を両立できた良いWEBサイトの例

ここまでで固まったブランドのコンセプト。

○タイルの街、笠原町の熟練職人の技
○補修用タイル専門の誇り

これらの内容をより詳しく、明確に表現できるものが今回のWEBサイト。タイルをモチーフにしたデザインは、それぞれがメッセージを発信するボタンとしての機能も有しています。

実際のサイトはこちら。

特筆すべきは、写真アップロード機能を付加したことです。これは実際に現場にいる人が、補修対象箇所やタイルの写真を気軽に送れる機能です。この機能は問い合わせのハードルを下げ、機会損失を減らす役割もあります。

次の段階の施策。映像で伝える人と現場の温度

次の段階の施策。映像で伝える人と現場の温度

ブランドがある程度浸透した時、さらにファンを引きつけるモノが必要です。

WEBサイトをご覧になった方は、TOPページの映像にお気づきかと思います。
会社案内やWEBサイトからはどうしでも伝わらないものがあります。

映像は人の歩幅や所作、機械のピッチや時の移り変わりを表現できます。それらは仕事に対する熱意や努力を、過大でも過少でもない適切な温度でユーザーへ伝えることができます。

今は映像の時代。

これから5Gなどへ通信が進化すれば、ブランディングに於いての映像の役割が、さらに大きくなることは間違いありません。

ブランドの番人。純度と濃度を高める

ブランドの番人。純度と濃度を高める

一度ブランドを作ったら、それで終わりではありません。企業活動が続く限り、そして次回リブランディングするまで続きます。
公衆での社員の一挙手一投足、電話の応対、車の運転に至るまで、企業のブランドの一貫です。
正しいブランドをキープし、改善し、ブランドをさらなる高みへ導くためには、そのブランドを監視する番人が必要です。番人の仕事は、社員への教育やブランドガイドブックとの相互チェック、

是正など多岐にわたります。
私たちの仕事はその番人を兼ねることが多々あります。企業さまとのお付き合いの中で、アウトソーシングとしてより深い位置まで潜り、企業さまのブランドに対する扱いを管理・改善し、新たな施策へと昇華させます。
ブランドはすぐに浸透するものではありません。大々的にブランドを発表しても、実際の商品やサービスが伴っていなければ、純度は薄れ、目的とは違うブランドへ育つでしょう。

ブランドは策定してからが一番大切。
正しい方向へと進んでいくために、私たちは番人、そして旗手として、みなさんと一緒にブランディングを行っています。

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